rakuのカメラ備忘録

風景、夜景、アイドル撮影の記録です。

もうひとつの推し方。~初カメコ参戦れぽ~

2021年10月4日、東京はZeppDivercityで開催された、≠ME 1stツアー 「やっぱり、恋をした」 夜公演。私は人生初、カメコとして参戦した。

以下、カメコとして参戦するにあたっての準備や、公演を終えての感想、反省点などを振り返ろうと思う。

≠MEのカメコデビューをするために用意したものは、以下の通り。

Nikon D500 
・AF-S NIKKOR 70-200mm f2.8 G ED VR II 
・AF-S NIKKOR 300mm f4 PF ED VR 
SONY XQDカード 64GB 
・マルチパワーバッテリーパック(互換品)
・予備バッテリー 2個
SONY XQDカードリーダー
Adobe Lightroom

初カメコ参戦の作戦は「質より量で勝負」。高速連写が得意な機材で、推しの最高の一瞬を逃さないようにする。この立ち回りをベースに、これらの機材を揃えた。

かかった費用は47万円程。

D500はNikonAPS-Cフラッグシップ機(チームのスター選手みたいな、そのメーカーで1番強い機材)。なんといっても秒間10コマの高速連写が強み。あと地味にタッチパネル搭載してるところもありがたい…どうせ買うなら、最初からハイグレードモデルを!と思い、購入に踏み切った。

レンズはF値にこだわった。明るいレンズは正義。Zepp規模の箱では、カメコエリア前半分の席だったら70-200でカバー出来る。それより後ろの席だったらサンヨン。と、座席に応じた使い分けができるようにした。(将来的にはサンニッパを買いたい…)

メモリーカードも、D500の高速連写性能を損なわないように、SDカードではなくXQDカードを選んだ。これでバッファ詰まりともおさらば。

ただバッテリーとメモリーカードの容量が不安要素だったので、マップレンタルさんで以下のものをレンタル。

・予備純正バッテリー 1個
・XQDカード 64GB 1個

これらのレンタルはすべきだったのか否かは、後半でレビューしていく。

以上、今自分が買える最大限の機材達を揃え臨んだ東京公演。果たして神ショットは撮れたのか…


初カメコにしては頑張った…と思う…

なにより、席が良かった。1階席上手側6列目端から2席目。
ナナニッパでカバーできる席。これよりもっと後ろだったら、構図も画質も良くなかったかもしれない。

撮影時の設定は以下の通り。

F値 解放 2.8
SS 1/500 1/640
ISO感度 上限3200 auto
ホワイトバランス auto
アクティブDライティング auto
AF-C 153点ダイナミックAF
測光モード スポット測光
画像サイズ RAW Lサイズ

推しのビブスを付けて1人を追い続けるその姿は、まさに運動会のお父さん…。ステージ上を駆け回る子供…じゃなく推しを追いかけるのは大変だった…腕が…死ぬ…

1.6kgのレンズでヒィヒィ言ってる私…一方で周りのカメコさんは3kgの長玉を軽々と持っている…なるほどこれが経験の差か…将来サンニッパを持ちたいんだろ?ならもっと筋トレをしなくては…と謎の意志を固めた。

カメコタイムは計3回。初っ端のカメコタイムは、構図がなかなか決まらず苦戦したが、2回目と3回目ではなんとか撮影ができるように。最終的に切ったシャッターは約3000回だった。

カメコエリアの雰囲気や、自分の撮影を振り返る。

まず、カメコエリアの年齢層は一般席に比べ若干高め。男女比も8.5:1.5くらい。一般席のように激しい振りコピは少しはばかられる。(周りに沢山高級機材があるため、下手に触れてしまえば弁償モン…)

応援グッズも取捨選択が必要だと痛感。私は膝の上にスケッチブック、うちわ、ペンライト、ペンライト2本、予備バッテリーやメモリーカードが入ったポーチを置いていた。しかし、カメコはとにかくやる事が多すぎる…席の幅も狭いので、1度物を落とせばすぐ見つけることは不可能。周りにも迷惑がかかってしまう。次回の現場では応援グッズはスケッチブックとペンライトだけにして、ポーチも手荷物のすぐ手に取れる場所にしまおうと思う…

お次はレンタルのお話。前述の通り、私は追加でバッテリーとXQDカードをレンタルした。バッテリー4個、XQDは計128GB体制。

これは帰宅後の撮影記録。画像のように、バッテリーグリップ内の1つのバッテリーで事足りてしまった。しかもまだ4割も残ってる。バッテリーをレンタルする必要はなかった…ネットのレビューに踊らされすぎた…

ただ、XQDカードはレンタルして正解だった。私はRAW最高画質で撮影しているため、64GBのXQDでは最大でも1500枚ほどしか取れない。カメコタイムが3回あり、ひたすら連写することを考慮すれば、容量は多い方が吉である。実際、私はカメコタイム②でXQDカードを交換した。そのおかげで、計3000枚撮ることが出来た。しかし毎回XQDカードを3000円でレンタルするのはバカなので、次回現場までにカードを買い増しせねば…(2万円が飛んでいく…)

あとは個人的な反省点を箇条書きで…
・早く開場入りしろ
・ストラップいらん
・RAW現像は横着せずにPCで。
・推しが好むレタッチスキルを学べ

感想を書き出すだけなのに、推しをファインダー越しに見た時のあの感動が蘇ってきて寿命が縮む…

カメコ、自分に合った最高の推し方かもしれない。光り輝く推しを撮るため、そのツアー、その会場のまたと無い一瞬を切り取るため、アイドルに喜んでもらうため、同じ空間を共にしていたファンや諸事情で会場に行けなかったファンに喜んでもらうためにシャッターを押す。最高の瞬間が取れた時の喜びは計り知れないし、SNS上でFFさんからお礼を頂くととても嬉しい。このツアーでカメコデビューできて良かった。

私のカメコ現場はまだまだ続く。(大阪、名古屋、横浜公演)

この東京公演での経験を活かして、もっといい写真を撮りたい。なんなら本人に選んでもらえるレベルの写真を。

この秋は、カメコ経験値を上げる貴重な秋になりそうだ。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

Raku